作り置き副菜に便利な調理器具
副菜を『あと1つ』無理なく足すための道具を、選び方の観点から紹介します。
なぜ「副菜の作り置き」なのか
献立を記録していると、副菜だけが赤いまま——という日が出てきます。 副菜(野菜・きのこ・海藻・いもの料理)は主菜を決めても付いてこないうえ、主食のように毎食 自動で入ることもないからです(詳しい理由)。ここで効くのが作り置き。まとめて作って冷蔵しておけば、 忙しい日でも副菜を1つ足せます。道具えらびは、その「続けやすさ」を底上げしてくれます。
どの料理が副菜「1つ」にあたるかは料理例のページにまとめています。 道具を買う前に試せる手(汁物の具を足す・冷凍野菜を常備する など)は 副菜が足りない日に、あと1つ増やす方法にまとめました。 作り置きは、そのうち「時間をまとめて使う」段階の手にあたります。
そろえておきたい道具
- 保存容器(作り置きの主役)
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副菜は一度に数品まとめて作ると続きます。中身が見える・重ねられる・そのまま食卓に出せる容器があると、作り置きのハードルが下がります。
タイプの違い:ガラス製はにおいや色が移りにくく、電子レンジ対応の製品なら油ものの温め直しにも使いやすい一方でやや重め。樹脂(ポリプロピレン)製は軽くて割れにくい一方でカレーやトマト系に着色しがちです。シリコン製は折りたためて場所を取らず冷凍から加熱まで通せますが、やわらかいぶん硬い箱型のようにはきれいに積み重ならず、価格も高めです。容量は副菜1品なら300〜500ml、2〜3食ぶんまとめるなら600〜800mlが目安。中身が見えるクリア素材だと残り日数を管理しやすくなります。
選び方:電子レンジと食洗機に対応しているか、フタが密閉できるか、同じ形で重ねてしまえるかを基準に選ぶと使い回しが利きます。
よくある失敗:フタのパッキンが溝に固定されたタイプは、溝の水分が乾かずカビの温床になりがち。パッキンを外して洗える構造か、溝が浅く拭き取りやすいものを選ぶと長く清潔に使えます。
- ピーラー・スライサー
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副菜が不足しがちなのは「野菜の下ごしらえが面倒」だから。皮むきと薄切りが速くなるだけで、あと一品(副菜1つ)が現実的になります。
タイプの違い:横型(T字)は面で皮をむきやすく、じゃがいも・にんじんなど丸い野菜向き。縦型(I字)は手の延長のように動かせて芽取りや細かい作業が得意です。スライサーは薄切り・千切りを一気に片づけられますが刃が鋭く手を離せないため、少量ならピーラー1本で足りることも多いです。
選び方:刃の切れ味と持ちやすさ、洗いやすさで選びます。指ガードの付いたスライサーは薄切りの安全性が上がります。
よくある失敗:切れ味の落ちた刃を力で押し込むと皮が厚くむけて可食部まで削れ、刃がすべって手を切る事故も増えます。切れなくなったら早めに替刃か買い替えを。スライサーは最後まで素手で持たず、必ず安全ホルダーを使うのが失敗回避の要です。
- 電子レンジ調理器(蒸し・下ゆで用)
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ほうれん草のお浸しや温野菜など、副菜1つぶんは電子レンジで完結できます。火を使わないぶん、もう一品を足す心理的コストが下がります。
タイプの違い:シリコン製は折りたためて収納しやすく蒸し料理向き、耐熱樹脂の容器型は製品によっては下ゆで〜そのまま保存まで一台で兼ねられます。ひとり分〜二人分なら500〜800mlの小ぶりなものが、加熱ムラも少なく扱いやすいサイズです。
選び方:容量と耐熱温度、水切りしやすい構造かを確認します。ひとり分〜二人分なら小ぶりなものが扱いやすいです。
よくある失敗:容量ぎりぎりまで詰めると加熱ムラで中心が生・ふちは加熱しすぎになりがち。葉物はざく切りにして八分目までにし、途中で一度混ぜると均一に仕上がります。耐熱温度を超える揚げ物の温め直しには使わないこと。
- まな板・包丁
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毎日使う道具ほど、使い勝手が献立の続けやすさを左右します。切りやすさは副菜づくりの回数に直結します。
タイプの違い:まな板は樹脂製が軽く漂白除菌しやすい一方、木製は刃当たりがやわらかい反面こまめな乾燥が要ります。30×20cm前後あると野菜をまとめて刻めて作業が速い。包丁は三徳1本で副菜づくりのほとんどをカバーできます。
選び方:まな板は乾きやすさと大きさ、包丁は手になじむ重さで選びます。無理に高価なものを揃える必要はありません。
よくある失敗:まな板を肉・魚と野菜で兼用すると衛生リスクが上がり、洗い分けの手間で副菜づくりが億劫になりがち。薄い樹脂シートを1枚足して用途で使い分けると回転が速くなります。包丁は切れ味が落ちると厚切り・つぶれの原因になるので、月1回ほど軽く研ぐと快適さが続きます。
- フライパン・鍋
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副菜づくりの「炒める」「煮る」を担う道具です。まとめて作るときは容量が効いてきて、小さすぎると2回に分けることになり、その手間で作り置き自体が続かなくなります。
タイプの違い:フッ素樹脂加工のフライパンは軽くて焦げ付きにくい一方、空焚きや金属ヘラで加工が傷み数年で買い替えになります。セラミック加工は高温に比較的強いものの、こちらも表面加工なので使い方しだいで非粘着性は落ちます。鉄は育てれば長く使えるぶん手入れが要ります。サイズは作り置きなら直径26cm前後、ひとり分中心なら20cm前後。鍋は煮物・スープ兼用なら容量2〜3Lが目安で、厚手の鋳物や土鍋は蓄熱するぶん余熱で火が通り、煮崩れしにくく少量の水で野菜を煮るのに向きますが、重さと価格は上がります。
選び方:炒めもの中心なら片手で振れる重さを、煮物・作り置き中心なら蓄熱するぶん重くても構いません。使う料理の側から重さを決めるのが失敗しにくい順序です。ふたが付属するか、取っ手が熱くなりにくいかも確かめておきます。
よくある失敗:強火で空焚きすると、加工の種類にかかわらず寿命が一気に縮みます。フッ素樹脂は高温で有害なガスが出るとされるので、空焚きは避けて予熱は中火までに留めてください。金属ヘラとクレンザーは加工面を削るので、木やシリコンのヘラとやわらかいスポンジに替えると長持ちします。
提携中の製品
上の選び方に当てはまる製品のうち、当サイトが提携しているものです。 提携の有無で選び方が変わるわけではありません。 当てはまる製品は他にもありますし、いま使っている道具で足りているなら買い替える必要はありません。
- ZIPTOP
— 自立するシリコン保存容器
向かないのは:同じ形で積み重ねたい人。やわらかい素材なので、硬い箱型の容器のようにきれいには重なりません
- KISEKI:
— 三徳包丁
向かないのは:費用を抑えたい人。三徳包丁としては高価格帯で、この記事の「無理に高価なものを揃える必要はない」という立場からは必須の買い物ではありません
- グリーンパン
— セラミックコートのフライパン
向かないのは:コーティングを長く保ちたい人。セラミックも表面加工なので、空焚きや金属ヘラで劣化します
- best pot
— 萬古焼の土鍋(蓋は鋳物)。蓄熱と無水調理向き
向かないのは:軽さを優先したい人。陶器と鋳物蓋の組み合わせで重く、価格も土鍋としては高い部類です
各サービス・製品の説明は各社の記載によります。価格や内容は変わることがあるので、 購入・お申し込みの前に公式ページでご確認ください。
道具がそろったら
作り置きした副菜も、ツールに「つ」で記録すれば、その日の過不足がひと目でわかります。 副菜が足りているか、まずは今日の献立から確認してみてください。