野菜ジュース・果汁100%ジュースは「何つ」?
飲み物でも「つ(SV)」に数えられるものがあります。ただし数え方には決まりがあり、スムージーのように公式の規定が無いものもあります。
公式の規則は「飲んだ量の半分」
農林水産省は、ジュース類の数え方を明文で定めています(SV計算の難しいもの)。要点はひとつで、飲んだ重量の半分を、その区分として数えることです。
| 飲み物 | 数える区分 | 換算 |
|---|---|---|
| 野菜ジュース | 副菜 | 飲んだ重量の半分。紙パック200mlで1つ |
| 果汁100%ジュース | 果物 | 飲んだ重量の半分 |
1つぶんの基準は、副菜が主材料でおよそ70g、果物がおよそ100gです(適量と料理区分)。量が違うときは「飲んだ量の半分 ÷ 1つぶんの重さ」で見当がつきます。
200ml で「1つ」と割り切れない点について(当サイトの補足)
公式が「紙パック200mlで副菜1つ」と示しているのは野菜ジュースについてです。 いっぽう副菜1つは70gなので、200mlの半分(約100g)を機械的に割ると1.4つぶんになります。 公式の「1つ」は扱いやすいように区切った目安だと考えられますが、理由は明示されていません。 当サイトは公式の「200mlで1つ」に従うことをおすすめします—— 少なめに数えておくほうが、実際より足りているように見える事故が起きないためです。
900mlのペットボトルのように量が違うときは、上の式で計算すると 450g ÷ 70g = 6.4つ、200ml=1つの換算では4.5つと差が出ます。 ここでも数の小さい4.5つ側を採るのが安全です。
公式が置いている但し書き
同じページには、数え方とセットで次の但し書きがあります。数えられること以上に、こちらが本題です。
ただし、ジュース(100%)はあくまでも補助的なものとして考え、野菜や果物そのものの摂取が 減ることがないよう、情報提供のしかたに注意が必要です。
農林水産省「SV計算の難しいもの」
つまり「ジュースで全部まかなえる」とは公式も言っていません。 1日の目安は果物が2つ、副菜が5〜6つ(基本形の場合)。 これをジュースだけで埋める前提の数え方ではない、ということです。 果物そのものの例はみかん1個、りんご半分、かき1個など(料理例のページ)。
スムージーの数え方は、公式の換算表に載っていません
よく聞かれるところですが、公式が「SV計算の難しいもの」として挙げている一覧に スムージーの項はありません(2026-08-04 に確認)。挙げられているのは、複数の料理がセットの場合・一皿に複数区分が 入る料理・野菜ジュース・果汁100%ジュース・汁もの・水やお茶の6つです。
当サイトの扱い(公式の規定ではありません)
ジュースと同じく「飲んだ量の半分」で数えることをおすすめします。 理由は、公式が半分に換算している根拠が「野菜や果物そのものの摂取が減らないように」 という方針だからです。上の但し書きがそう明示しています。スムージーも飲み物で、 そのまま食べる代わりになりうる以上、同じ方針が同じように及ぶと読むのが自然です。
「丸ごと使っているのだから材料の重さで数えてよいのでは」という考え方もありえます。 ただしそれは公式が示していない理由づけで、しかも数が増える側の解釈です。 少なめに見積もっておけば、実際より足りているように見える事故は起きません。 当サイトは公式の方針に沿う側を採ります。
数えるときに気をつけたいこと
- 「野菜・果実ミックス」はどちらに数えるか
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公式は野菜ジュースと果汁100%ジュースを別に扱っていますが、混合タイプの規定はありません。 当サイトとしては、原材料表示で分量の多いほうに寄せて数えることをおすすめします。 なお同じ100gでも、副菜として数えると1.4つ、果物として数えると1つになります (1つぶんの重さが違うため)。迷うなら数の小さくなるほうを採ってください。 そのうえでどちらで数えたかを日によって変えないことが、傾向を見るうえでは大事です。
- 果汁100%でない果汁飲料の扱い
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公式が果物として数えると示しているのは果汁100%のジュースです。 果汁の一部しか入っていない果汁飲料について、公式は触れていません。 当サイトとしては数えないことをおすすめします。パッケージの「果汁100%」表示が目印です (野菜ジュースについては、公式は果汁割合の条件を付けていません)。
- 飲み物で埋めるより、まず食べるほうが早いことが多い
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副菜は1日5〜6つが目安で、200mlの紙パック1本では1つぶんです。 全部をジュースで埋めようとすると本数が要ります。 副菜を「あと1つ」増やす方法のほうが手数は少なく済みます。
記録して確かめる
数えた「つ」をツールに入れると、その日の5区分の過不足が色でわかります。 ジュースで埋めた日と、そのまま食べた日の違いも見えてきます。